2005年01月

2005年01月31日

アミガサタケ

3b1cf21b.jpg普通きのこは秋に採れるものというイメージがありますが、このキノコは春にしか生えない貴重なきのこです。
見た目がグロくてとても食べれそうにないように思えますが、実はヨーロッパやアメリカでは高級食材として扱われています。アメリカではアミガサタケ専用のサイトやアミガサタケ狩りのコンテストがあるぐらいです。

桜が散った後、桜やイチョウの木の下に生えるといわれていますが特に関係は無いようです。このきのこはマツタケと同じように木と共生する菌根菌に分類されていますが個人的には疑問です。
 普通、マツタケ、ポルチーニなどの菌根菌は菌糸の伸長が遅く、特定の樹種にしか発生しないのに、アミガサタケは桜やイチョウ以外の木や木の無いところにも生え、菌糸の伸長速度も普通の腐生菌より早いです。

ちなみにこのきのこは世界中で人工栽培の挑戦をしていますが、いまだに人工栽培方法が確立していません。
昔のヨーロッパの言い伝えでは山火事や戦場の後に大量に発生していたらしいです。なんかこの辺に栽培のヒントがありそうですね。

実は自分もこのアミガサタケの栽培に挑戦しました。去年、アミガサタケの菌糸を培養して今年の春に発生するように準備をしておいたのですがどうなるか楽しみです。

2005年01月29日

巨大キノコ栽培1ヶ経過

97b509c6.jpg巨大きのこ、ニオウシメジの栽培をはじめてから1ヶ月経ちました。
(左はシャーレ裏面から撮った写真)
菌糸がぜんぜん伸びてません。ガクッ・・・orz
おそらく気温が低いのが原因でしょう。
まだまだ菌床を植える7月まで時間があるので長期戦で行きます!

最終的に2,5キロのブロック菌床に拡大培養しようと考えているのですが
少なめに見積もって培地の10%重量のキノコが出るとして1菌床から0.25kg。
100kgの巨大きのこを出すには400菌床必要!?

400菌床だと寝るスペースが...

ここはおとなしく25kgに変更。

2005年01月28日

毒キノコフィギュア2

1d0881f5.jpgこの前ネットで取り寄せた毒キノコフィギュアです。
なかなか精巧にできてます。さすがMADE IN CHINA。

前回、疑問に思っていたことですが、説明書をよく読むとアミガサタケ、ムラサキシメジ、キヌガサタケは生食した場合、中毒すると書かれていました。そりゃ当たり前だ・・・。
しかし、逆にスギヒラタケのように今まで食用とされていたきのこが実は毒キノコだったりする可能性も十分あります。

ちなみにシャグマアミガサタケというきのこは外国のある国では煮こぼしてから食べるそうで缶詰まで売られているそうです。しかし、このきのこは日本で猛毒とされているきのこです。このきのこの毒成分は煮こぼしても消えるものでは無いのでおそらく毒は完全に抜けきっていないでしょう。

国内だけでもきのこのは4000種類もあるので他にもこういう例がある可能性は十分あります。きのこ狩りをよくする人はもしかしたら知らない間に毒キノコを食べているのかも。あ、自分もか。

2005年01月27日

光るきのこ栽培日記

44e3d089.jpg光るきのこ、ヤコウタケを固形培地に拡大培養して1週間が経ちました。
なかなかの食いつきぷっり。
いい感じです。

ネタがないのでヤコウタケの原産地の八丈島の紹介でも

この島はとりあえず遠いです。
東京からフェリーで約12時間もかかります。
しかし、夜の東京湾から見える東京の夜景は綺麗で、途中立ち寄る島の景色も素晴しい!飛行機に乗るよりも旅の感じが味わえるので船酔いしない人はお勧めです。

八丈島はひょっこりひょうたん島のモデルになった島だそうです。大きさは車で約2時間足らずで1周できるほど小さく、無駄に3周もしてしまいました。小さい割にやたら道路工事をしていたのが印象的で、泊まった宿も観光客より工事関係者の方が多かったような気がしました。

宿のオーナーの話では八丈島はダイビングに来る人が多く、きのこを目的に来る人はほとんどいないそうです。そりゃそうだ・・・。
海はすごく透明で火山で出来た島だけあって海底が複雑で確かにダイビングには最適そうでした。次来るときはダイビングをやりたいなー。

ただし次来る時は1人じゃなく飛行機で。

続く・・・

2005年01月24日

アガリクス栽培キット

51f54973.gifアガリクスを作ってみたいという要望が多数ありましたので畑や庭で作れるアガリクスの栽培セットを限定で販売します。

商品はアガリクス菌床1個とワラのセットで価格は2500円です。
商品代金のお支払いは代引きのみとさせていただきます。ご了承ください。

代引きを利用する場合は代引き手数料250円が別途かかります。

栽培してみたい方はこちら
詳しい栽培方法はこちら

アガリクスが出ない時はメールにて随時アドバイスさせて頂きます。
数に限りがありますのでお早めにどうぞ!

アガリクス栽培方法

aec18c28.gifアガリクスは栽培が難しいというイメージがあるようですが実はそれほど難しくありません。
 近年の研究の結果、アガリクスの栽培条件が解明され従来より安定した栽培方法が確立されました。他のきのこと比べて栽培期間も短く栽培方法も簡単です。
 










68086825.jpgこのアガリクス栽培キットは庭や畑、プランターで栽培できます。
まず地面に深さ15cmほどの穴を掘りそこにアガリクスの菌床を置きます。

できるだけ日が当たらないところが良いですが、日が当たる場所でも毎日、水を撒くなどし湿度管理ができれば問題ありません。
5月〜10月中旬まで栽培可能です。



f8cd399e.jpg庭に埋めたアガリクス菌床にホームセンター等で売っている赤玉土(直径5〜10mm)を3cm程度被せます。
庭や畑の土でも良いのですが、土によってpHが違いアガリクスが出ない可能性があるので赤玉土を使います。




アガリクスワラその上に保湿と遮光のためにワラを被せます。後は毎日水をやって保湿しながら1ヶ月〜2ヶ月待ちます。







e5e4468c.jpgアガリクスを庭に埋めて1ヶ月後、きのこの芽が出てきました。(気候条件によっては2ヶ月かかる場合もあります)
2、3日で収穫できる大きさになります。
収穫の目安としては傘が開く直前のものが一番良いでしょう。
収穫後も保湿の管理をしっかりすれば1ヶ月おきに再びアガリクスが発生します。






アガリクス収穫最大で3回アガリクスが発生し1菌床から約200g〜500gの生アガリクスが収穫できます。


収穫したアガリクスは常温で2,3日しか持たないのですぐに食べることをお勧めします。
冷蔵庫で保存する場合はアガリクスをラップで被えば約1週間保存が効きます。また冷凍する場合はラップで被い電子レンジで30秒加熱し冷凍保存します。

料理方法は他のきのこと同じように使えますが傘が開いた物だと胞子で汁が黒くなってしまうので注意が必要です。
独特の香りが気になる方は天ぷら料理がおすすめです。

−商品説明−
商品価格はアガリクス菌床1個とワラのセットで2500円です。
代引きを希望される場合、手数料として250円かかります。

アガリクスが出ない時はメールにて随時アドバイスさせて頂きます。
それでも出ない場合は発生予定量相当の乾燥アガリクスを郵送させていただきます。

数に限りがありますのでお早めに購入されることをお勧めします。

注文はこちら



2005年01月23日

アガリクス栽培日記4

e5e4468c.jpgアガリクスを庭に埋めて1ヶ月後、きのこの芽が出てきました。
2、3日後に傘が開く前にアガリクスを収穫します。
収穫後も保湿の管理をしっかりすれば1ヶ月おきに再びアガリクスが発生します。最大で3回アガリクスが発生し1菌床から約300g〜500gの生アガリクスが収穫できます。




アガリクス収穫
収穫したアガリクスは常温で2,3日しか持たないのですぐに食べたほうがいいでしょう。
冷蔵庫で保存する場合はアガリクスをラップで被えば約1週間保存が効きます。また冷凍する場合はラップで被い電子レンジで30秒加熱し保存します。

料理方法は他のきのこと同じように使えますが傘が開いた物だと胞子で汁が黒くなってしまうので注意が必要です。
独特の香りが気になる方は香辛料を使ったカレーなどの料理がお勧めです。


2005年01月22日

家庭でできるアガリクス栽培3

f8cd399e.jpg簡単アガリクス栽培3

庭に埋めたアガリクス菌床にホームセンター等で売っている赤玉土(直径5〜10mm)を3cm程度被せます。
庭や畑の土でも良いのですが、土によってpHが違いアガリクスが出ない可能性があるので赤玉土を使います。

アガリクスワラ
その上に保湿と遮光のためにワラを被せます。後は毎日水をやって保湿しながら1ヶ月〜2ヶ月待ちます。


2005年01月21日

アガリクス栽培日記2

68086825.jpgアガリクスの菌床を庭や畑で栽培してみました。
地面に深さ15cmほどの穴を掘りそこにアガリクスの菌床を置きます。

できるだけ日が当たらないところがいいのですが、日が当たる場所でも毎日、水を撒くなどし湿度管理ができれば問題なく栽培できます。
季節は6月〜10月中旬の気温が20度近くになる時期であれば栽培可能です。

続く

2005年01月20日

アガリクス栽培日記

5a1838e7.gif去年行った健康食品として良く知られているアガリクス茸の栽培日記です。
乾燥アガリクスから胞子をとりシャーレで菌糸培養しその後、固形培地で拡大培養したのが左の写真です。

アガリクスは栽培が難しいというイメージがあるようですが実はそんなに難しくありません。
 栽培方法は20年前に確立されていてスーパーなどで流通したこともあります。そのときは健康食品としてはまだ無名だったことと日持ちがしないきのこだったためすぐに流通しなくなったようです。
 現在は主に乾燥物や液体状で多く流通していますがやはり生のほうが良いに決まってますよね。
次回に続く。
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